大阪落語への招待

4月開講「繁昌亭落語家入門講座」15期生募集と、平成26年度大阪市立大学公開授業「大阪落語への招待」のこと

4月開講の「繁昌亭落語家入門講座」15期生募集が始まっています。
詳細は上方落語協会HPでご確認くださいね。(因みに私は2期生ですよ)

そして、大阪市立大学の公開授業「大阪落語への招待」ですが、

これまで前期授業として4月に開講していたのですが、平成26年度は後期授業となることが、大阪市立大学地域連携センターFacebookページに次のとおり告知されていました。

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公開授業「大阪落語への招待」について(お知らせ)

平成26年度「大阪落語への招待」は、後期授業として10月上旬に開講します。授業日程・募集方法は、7月上旬に本学ホームページ等を通じてお知らせいたします。
なお、募集方法を掲載したリーフレット(7月上旬発行)をご希望の方は、次の方法でお申し出いただくと、個別発送いたします。

◆定型封筒に82円切手を貼った「返信用封筒」を下記に送付

〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学 学務企画課 地域貢献担当「大阪落語」係
*封筒に「平成26年度大阪落語チラシ希望」と明記

-この件に関するお問い合わせ-
学務企画課 地域貢献担当 
tel 06-6605-3504
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春も秋も、何かを始めるにはとっても良い季節ですね~(^^)
私は落語に出会えて本当に良かったな~と思っています!

「大阪落語への招待」平成25年度受講申込は先着順!

大阪市立大学の平成25年度公開授業「大阪落語への招待」の受講申込は、

2月6日(水)午前9時から受付で、今年は先着順です!

もう明日だ…、早めのお申込みを!

●平成25年度前期授業「大阪落語への招待」
期間:平成25年4月12日(金)~7月19日(金)〔全14回〕
時間:午後4時20~午後5時50分 
場所・交通アクセス:
 大阪市立大学基礎教育実験棟1階 階段教室
 JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)」駅より徒歩約10分
 地下鉄「あびこ」駅より徒歩約20分
対象:18歳以上で、全期間を通じて受講可能な方
募集人数:130人(先着順) 
受講料:無料
申込受付:2月6日(水)午前9時より
    
事前に大学サポーター登録が必要なようです。応募方法は、大阪市立大学のHPをご覧くださいね。
https://www.connect.osaka-cu.ac.jp/openlectures/view/37

4月開講の「繁昌亭落語家入門講座」13期生募集も始まっていますよ。
詳細は上方落語協会HPでご確認ください↓
http://www.kamigatarakugo.jp/backstage/2012/12/13.html

新しく何かを学ぶ、始めるって、わくわくしますね(^^) 春が待ち遠しい~!

平成23年度 大阪市立大学公開授業「大阪落語への招待」受講者募集!

 今年もあります、大阪市立大学公開授業「大阪落語への招待」!

 今年で5回目です。例年通り、桂春之輔さん、桂春雨さん他、桂春団治一門の皆さんが「大阪落語」を深く掘り下げて講義してくださいます。受講料無料です!

 ・期間:平成23年4月8日(金)~7月15日(金)の間の14回
 ・時間:午後4時20分~午後5時50分
 ・場所:大阪市立大学 基礎教育実験棟1階 階段教室
 ・対象:18歳以上で、全期間を通じて受講可能な方

 申込みは往復はがきで、3月14日(月) 必着となっています。大阪市民以外でも受講できますよ。応募者多数の場合は抽選です。

 詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www.osaka-cu.ac.jp/news/20110126152515/event.html

 ビッグコミックオリジナルの『どうらく息子』読んでます。

 上下(かみ、しも)の目線がなかなか定まらないというのは、うんうんとうなづけます。繁昌亭の落語家入門講座でも、最初の頃は「目線はこのへんに」って扇子などで目印をつくってくださいます。

 それと、「笑わせようとか、うまくやろうとか思わなくていい」というのも、同じことを講師の米輔先生に言われましたね。これって、人生にもあてはまるかもって、最近かなり哲学的に思ってます(^^;)

 ちょっと前の回で、銅ら美ちゃんがお茶子さんで座布団を返すときに、房もきれいに整えるのを褒められてて、あそこまで気の付く子はなかなかいないみたいに言われてて、

 私、お茶子さん2回経験あるんですが、房も普通に整えてましたよ~。私ってできる子なのかしらん(笑) 落語会で前座の方がそうしてるのを見ていて自然に身に着いたのでしょう。と思います。特別なことのようには思わないけど…。

 それと、連載が始まった初回か2回目で、銅ら美ちゃんが急に倒れるんですよね。この人貧血なんやろか、と思ったら、ご飯食べたら元気になりはって、倒れるほどお腹がすいてたんですね。

 弟子修行をしているあいだは、師匠や兄弟子のいつもそばにいるのでしょうから、ずっと何も食べないままってあるのかなぁ~って、師匠や兄弟子がご飯ぐらいは食べさせてあげるんちゃうやろか、落語の世界にはそういう情だけはあるんちゃうのんかと、ちょっと疑問に思ったんですけど、皆さんはいかがですか?

 でも、この漫画、好きですよ。落語監修は柳家三三さんです。ちょっと前に情熱大陸に出てはるのを見ただけしか知識がないんですが、とても人気のある噺家さんなんですね。

 『どうらく息子』、今後、上方落語のことも出てくると、関西の人はもっと楽しめるので、ぜひ、と期待します(^^)

平成22年度 大阪市立大学「大阪落語への招待」受講者募集!

 今年でもう4回め?ですよね。

 桂春之輔さん、桂春雨さん他、桂春団治一門の皆さんが「大阪落語」を深く掘り下げて講義してくださいます。受講料無料です!

 ・期間:平成22年4月9日(金)~7月16日(金)の間の14回
 ・場所:大阪市立大学 基礎教育実験棟1階 階段教室

 申込みは往復はがきで、3月12日(金) 必着となっています。

 募集要項はこちらをご覧ください↓
http://www.osaka-cu.ac.jp/news/20100120164729/lecture.html

 落語が好きな方にはとっても楽しい授業ですよ(^^)

 大阪市立大学といえば、「船場アートカフェ」で2月の一ヶ月間、大阪市立大学の教員や学生企画による日替わりの講座が毎日行われます。

 一日完結の講座で、当日先着順の受付です。こちらも参加無料ですよ!

 大阪市立大学、がんばってますね(^^)

 落語といえば、1月28日に「ニフティ寄席」が始まりました。

 “二つ目”の若手噺家による、古典落語を中心とした音声コンテンツを毎週水曜に新しいネタを配信し、月額315円でダウンロードできる、というものです。

 現在は、柳亭こみちさん「くしゃみ講釈」、古今亭菊六さん「紙入れ」、瀧川鯉橋さん「御神酒徳利」、柳家喬之進さん「道具屋」を配信中です。

 基本的に、東京の噺家さんしか登場しないような雰囲気なので、関西の落語ファンにうけるかどうかわかりませんが、落語のお勉強には良さそうですね。

 桂吉弥さんのツイッター見てたら、2月1日の動楽亭のお客さんは20人ほど、昨日2日の動楽亭では南光さんの『つぼ算』がおもしろかったって、吉弥さんも『七段目』楽しめましたとのことで、やっぱり落語は生がいいですよね♪

平成21年度 大阪市立大学「大阪落語への招待」受講者募集

 春が近づくとやってくる、大阪市立大学「大阪落語への招待」受講者募集のお知らせです。

 平成21年4月10日(金)~7月17日(金) の全14回、学生さんとともに一般の方も無料で受講できるんです!なんてすばらしい!! (応募多数の場合は抽選です)

 募集要項等、詳しくは以下のページをご覧くださいね。

 http://www.osaka-cu.ac.jp/community/commons/rakugo2009.html

 落語会の実演では、桂 春団治さんが落語を披露されますよ。

 大阪落語が好きな方、大阪市民でなくてもOKですので、ぜひどうぞ(^^)

平成20年度 大阪市立大学「大阪落語への招待」受講者募集

 あれからはや一年、平成20年度の大阪市立大学公開授業「大阪落語への招待」の受講者募集が始まりました!

 本日発行の大阪市政だよりに掲載されていましたが、大阪市立大学のページにはまだ案内がないようです。というわけで、市政だよりから引用させていただきます。

 落語に興味ある方、ぜったいおすすめです!!

■対象:  18歳以上で、全期を通じて受講できる方(昨年度受講者は除く)

■日時:  4月11日~7月18日の毎週金曜(4月18日は除く)、16時20分~17時50分、全14回

■会場:  市立大学、JR杉本町下車

■定員:  130名

■費用:  テキスト代

■申込み: 往復ハガキに、住所・氏名・年齢・電話番号・返信用宛先を書いて、3月8日までに、〒558-8585住吉区杉本3-3-138、市立大学学務企画課 電話:06-6605-3504 Fax:06-6605-3505へ

大阪落語への招待(修了式)

 7月20日、「大阪落語への招待」の修了式がありました。授業はないのですが、特別に春之輔さんも参加されての修了式です。

 実は「着物でおでかけ」と言いながら、この授業のあいだ着物を着て行ったのは2回だけ、あとは雨が降ったり体調が悪かったりしてジーパンで行くことが多かったのです。

 今日は最後だし着物で行こうかなぁと思いながらも、曇り空で雨が降るかもしれないし、修了式っていっても形だけでパッパと終わってしまうのかもしれないし、もういいやとやっぱりジーパンで行きました。

 でも、ちょっと後悔。一般受講者は一人一人名前が呼ばれて壇上にすすみ、副学長さんから修了証の授与があったのです。それに、この日だけは受講者No順に席が決まっていて、私の席はなんと通路をはさんで春之輔さんの隣‥、こんな晴舞台(?)になんでジーパンで来てしまったのだろう!! 残念です。

 帰りに結構な雨が降ってきたので着物で来たらたいへんだったなぁと考えながらも、修了式なのにちょっとへこむ私でした‥。

 最後に副学長さんからのお話があり、この「大阪落語への招待」の一般受講者には1000名以上の応募があって、そのうち抽選で160名が受講、全部で12回の授業のうち10回以上出席された方が117名とのこと。この117名が修了証をいただいたわけです。

 また、86%以上の出席率だったそうで、大学の授業ではこの出席率はなかなかないのだそう。市民が参加し、講師を外部(上方落語協会)にお願いして実験的にスタートした「大阪落語への招待」の授業は、一般受講者の熱心な参加で大成功に終わることができました、とのことでした。

 落語の授業は終わってしまいましたが、大阪市立大学では8月下旬に文楽の特別授業があるんですよ。これも一般市民に公開されますので、関心ある方は「大阪市立大学文学部特別授業 上方文化講座2007」をご覧ください。(申込締切は7月31日です) 

 市民に開かれたこんな授業がもっと行われるといいですね。大阪市立大学さん、頑張ってくださ~い! &ありがとうございました。

大阪落語への招待(最終回)

 7月13日、「大阪落語への招待」最終回の授業に行ってきました。

 授業といっても今回は特にテーマはなし。強いていうなら「噺家の最後の舞台」でしょうか。

 まず、いつものように春之輔さんが受講者の書いたコミュニケーションカードを読んでいきます。もう今日が最後やからと、いつもより長めに時間をとって。一般受講者の私は大学の授業のシステムをよく知りませんが、このコミュニケーションカードっていいものです。一方通行の授業にならなくて、参加型授業とでもいいましょうか。

 春之輔さんは、落語に親しみのない若い受講者(大阪市立大学の学生さん)が、回数を追うごとに落語の世界とそこにある情を理解してくれている様子を肌で感じて、カードを読むことがとっても楽しそうです。

 いまの若い人たちに落語の成り立ちやそこにある情を話して、果たしてどれぐらいの人が理解できるのかなぁと思っていましたが(途中、退屈するんじゃないかなって)、落語に興味のある一般受講者よりほとんど興味のなかった学生さんのほうが、もしかしたらたくさん吸収して落語の世界に引き込まれていったのではないかと、これまで授業をうけてきてそんなふうに感じました。

 さて、本日のテーマかな?二代目春団治さんのお話しに移ります。

 初代春団治は破天荒で、ハチャメチャなところが逆に庶民に愛されて、いまでもお芝居で演じられるぐらい有名な噺家さんですが、では二代目は? 私はよく知りません‥。

 二代目春団治は、上方落語の爆笑王といわれた(?)ぐらい、とにかくおもしろい落語をする噺家さんだったそうです。その二代目春団治が亡くなったとき、「これで上方落語は終わった」と谷崎潤一郎が言ったとか。

 春之輔さんが珍しいものを見せてくださいました。それは二代目春団治の落語会の古いポスター。何が珍しいかというと、そのポスターを描いたのはなんと手塚治虫さんで、手塚さんが絵を描いて初めてお金をもらったのがこのポスターなのだそうです。原版は手塚治虫記念館にあって、関係者に頼んでコピーしたものを持ってきてくださいました。

 ポスターに描かれている二代目春団治は、ちょっとぽっちゃりめで笑かしてくれそうなお顔をされています。初代とも三代目とも違う感じ。同じ名前を名乗っていても、それぞれ個性が違うんですね。

 その二代目春団治がしばらく病に伏せていて、昭和28年に全快祝いの特別興行を10日間昼夜2回行ったときのこと、特別興行ということで冬の寒いなか劇場まで人力車で往復して体調を悪くしてしまいます。あと一日、千秋楽の日、かなりしんどかったのでしょうが休むわけにはいきません。

 千秋楽の朝、そんなしんどそうな夫を気遣って「お父さん、今日は『酒かす』のような軽い噺で逃げといたら‥?」と二代目春団治の妻がいうと「しんどいことはやれん‥」といって出かけたそうです。

 舞台にあがると贔屓から声がかかります。「祝いのし!」 特別興行ですからリクエスト寄席のような形をとっていて、リクエストがあればやはりやらないわけにはいきません。『祝いのし』という落語は、ストーリー性のない難しい落語で、25分ぐらいある決して軽い噺ではないのだそうです。

 途中倒れそうになりながら見台にしがみつく二代目、見ていた妻は気が気ではありません。お客さんがいる前で駆け寄ることはできない。そんな無様なことはできません。舞台の袖から「緞帳!緞帳!」と叫ぶ妻、緞帳が半分下りたところでがまんできずに駆け寄り二代目を抱きしめます。

 二代目春団治は、その後回復することなく、この舞台を最後に亡くなります。

 噺家の最後の舞台。噺家によって思いはさまざまでしょう。舞台の上で死ねたら本望と思う人、余力を残して舞台を降りてしまう人、どちらが良いかはわからないけれど、私だったら、少々舌がもつれても、動きが鈍くなっていても、好きな噺家さんが舞台にあがってきてくれたらそれだけでうれしいかなぁ、授業の最後にそんなことを考えました。

 授業はこれで終わり、次回は修了式?で一般受講者も修了証のようなものをいただけるとか。どんなのかなぁ~。

 大学で行う落語の授業「大阪落語への招待」は初の試みだそうですが、今後毎年このような授業が行われれば、もっともっと大阪の文化が見直されて、「情」のある若い人が増えていくのではないかなって思います!

大阪落語への招待(11)寄席への招待

 7月6日、「大阪落語への招待」11回目の授業に行ってきました。

 前回、所用で行けなかったので10回目が飛んでいます。すみません。前回は、蝶六さんが落語と狂言についての講義をされたようです。

 さて、11回目の授業には、待ってましたの春団治師匠の登場です。いつもの授業は階段教室という生徒が先生を見下ろすつくりの教室で行われているのですが、今回は高座を拝聴するということで杉本キャンパス内の学術情報総合センターという立派な施設のホールで行われました。

 高座、ですから、やはりお客さんに見下ろされたらやりづらいそうです。今回は、ホテルの宴会場のようなところに椅子を並べて、高座のうしろには金屏風まで!

 落語の前に春雨さんが、当日の演目について少し解説してくださいます。

 演目は、春之輔さんの「豆狸(まめだ)」、春団治師匠の「いかけ屋」です。

 「いかけ屋さんって見たことありますか?何する人か知ってはりますか?」という春雨さんの問いに、手をあげたのはいずれもご年配の皆様。学生さんはもちろん知らないし、私も知りませんでした。

 いかけ屋さんとは、穴のあいた鍋を修理する人のことで、昔は道端に道具をひろげて作業をしていたんですね。行商の職人さんというのでしょうか。

 今回の演目は春之輔さんのリクエストだそうです。春之輔さんは師匠の「いかけ屋」と「代書屋」が好きで、師匠の「いかけ屋」をきいてこの人の弟子になりたいと思われたとか。

 春之輔さん曰く、「いかけ屋」は難しい、ストーリー性がないから難しくて、師匠から稽古はつけてもらっているけれど自分は未だ誰の前でも披露したことがない、のだそうです。師匠に万一のことがあったらもちろん僕が継いでいきますけれど、と笑いながらおっしゃっていました。

 春雨さんが解説の最後に「ここからは授業ではなく寄席に来たんだと思って頭を切り替えてくださいね。くれぐれもメモをとったりしないように。客席で下を向いている人がいると高座から見てとっても気になるんです。噺家の気を散らさないようにくれぐれもメモはとらないようにしてくださいね~。そして、おもしろいところで笑うのはもちろん、おもしろいところを探して笑ってください~」と会場を和ませながら寄席ムードを盛り上げていかれます。

 というわけで、「豆狸」と「いかけ屋」を楽しんできました。

 印象に残ったのは、春団治師匠の羽織を脱ぐときのスマートさです。羽織の袖先をつまんでスーっと。無駄な動きがありません。そういう所作だけでもみている価値があるなぁと思うのです。

 授業もいよいよ次回で終わりです。寂しいなぁ~。

大阪落語への招待(9)大阪のおもしろ風土

 6月22日、「大阪落語への招待」9回目の授業に行ってきました。

 テーマは「大阪のおもしろ風土」ということで、落語とは直接関係ないのですが、落語的なギャグネタやギャグ漫画のようなものが書かれている昔の本や資料を見ながら、大阪のおもしろ風土についての講義です。

 講師は、大阪市立近代美術館建設準備室の橋爪節也さん。個人的な趣味で、昔のおもしろ本や資料を集めていらっしゃるとのこと。そのコレクションのなかからいくつかをスクリーンに映しながら説明していかれます。

 幕末の頃の咄本(はなしぼん)には、魚仲間が台所の料理人にお願い事をするものや、蚤虱蚊が洗濯所に頼みごとをするものなどがあって、発想がナンセンスでおもしろく、また挿絵をみているだけでも笑えます。

 「諺臍の宿替(ことわざへそのやどかえ)」という咄本のなかに書かれている「三味線に喰れる太夫」は、三味線が、節のないへたくそな葱太夫(葱も節がないことから)を「こんな人を太夫などといわしておくと後にはどんな太夫が出けるかもしれぬ」といって喰うてしまう、その喰われる太夫は「はじめから喰れるのはしょうちして語っているのじゃ」「一度は三味線に喰れてこぬと三味線の腹が知れぬて」と落語のような落ちがつきます。そして、三味線が太夫を飲み込もうとしている挿絵もおかしさ満点。

 この「諺臍の宿替」は解説本が太平書屋から出版されていて、大阪市立中央図書館で閲覧できるようです。貸出はしていないようなので、貴重な資料なのでしょうか。

 鳥羽絵(とばえ)とか、滑稽新聞とか、他にもいろいろ説明してくださったのですが、私の知識力や理解力不足でうまくまとめられません。講義の内容はここまで。

 今日の春之輔さんは紗袷(しゃあわせ)の着物をお召しになっています。紗袷は、7~8月の真夏に着る薄物の着物地の紗を2枚合わせて仕立てた着物で、単衣から薄物に変わる頃合に着ます。おしゃれで粋な感じがしますね。

 春之輔さんが毎回「ちょっといい話」をされるんですが、この日は兄弟子の春蝶さんのお話です。

 タイガースファンで有名だった春蝶さんが甲子園に行ったときのこと、ある一人のタイガースファンが春蝶さんにビールを差し出して「これ飲んだら帰りや」という、「おまえが来ると阪神はいっつも負けるんや」と言ったんだそうです。それ以来、春蝶さんは一度も甲子園に行っていないとか。

 春蝶さんが亡くなってから何年かして春之輔さんが甲子園に行ったとき、「これ、春蝶の代わりに飲んでやってくれ」とある人がビールの入った紙コップを差し出したんだそうです。あのとき春蝶さんに「帰れや」と言った人かどうかは定かでないけれど、きっとあのときの人やと思う、と春之輔さんは言います。

 なんかいい話ですよね。人情を大切に思う春之輔さんの周囲には、こんなエピソードがたくさんあるのでしょね。

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