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米團治襲名公演、締めくくりの船乗り込み!

 昨日の3月28日(土)、松竹座で五代目桂米團治襲名披露の締めくくり公演があり、その記念に朝日放送前から道頓堀まで船乗り込みが行われました!

 ABCラジオのリスナーも招待されて、どんな倍率かわからないんですが見事当選して私もそのお船に乗ってきました!! その様子を写真でご紹介します。

20090328_1_2 20090328_2  船に乗込む前に、朝日放送玄関前でABCラジオに生出演の米團治さんと、三代澤アナウンサー。前日の夜に米朝さんが体調を崩されて急遽入院となり、船乗り込みと松竹座での座談会出演ができなくなりました、と説明されていました。ちょっと心配ですね。

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朝日放送玄関前で、ざこばさん、南光さんも登場されて船乗り込み前のご挨拶。そして、颯爽と船のほうへ移動される米團治さん、華がありますねー。

船は午前11時に出発です。

20090328_5_2 20090328_6 米團治さんたちは「えちぜん」というお船に、私たちは「どうとん」というお船で「えちぜん」のうしろをついて行きます。「どうとん」で大活躍の桂歌之助さん、なにわ探検クルーズでガイドを務める歌之助さんが川から眺める大阪の見所を解説してくださいます。素晴らしい!!

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途中、大川で行われていた「水都大阪2009」の川開き式典になだれ込み、船のうえから平松市長(赤のジャンパー姿)と橋下知事にもご挨拶。

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堂島川をすすんで大川まで来た船は、Uターンして松竹座のある道頓堀を目指します。私たちの船に同乗の桂紅雀さんが、師匠の枝雀さんが銀橋の橋のうえ(?)を歩いて渡ったという逸話を披露してくださいました。

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戎橋に到着です。たくさんの人のなかを米團治さん、ざこばさん、南光さんが船を降りて松竹座へと向かわれます。

20090328_14 続いて私たちも下船し、一時間ちょっとの船旅が終了。寒いかと心配しましたが船のうえではマフラー・手袋も必要なくて羽織姿でちょうどよいかげんでした。「どうとん」に同乗した噺家さんは、歌之助さん、紅雀さんのほかに、桂都んぼさん、桂佐ん吉さん、桂そうばさんの5名です。幟を支えながら楽しいお話をいっぱい聞かせていただき、素敵な時間が過ごせました。ありがとうございましたー。

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繁昌亭落語家入門講座 修了式と発表会

 繁昌亭落語家入門講座の中級・上級合同の修了式と発表会が無事に修了しました。

20090319  修了式では、桂春之輔さんより受講者ひとりひとりに修了証が手渡されました。一年前にいただいた私の芸名は「天神亭きよ美」ですが、本名の「きよみ」の「み」は「身」と書きますので、それを見て「変わった字やねぇ」と春之輔さん。父がつけてくれた「身」という字はとても気に入っているので、「変わってる」と言われると逆にうれしいのです!

 さて、発表会ですが、中級クラスの「花色木綿」と「始末の極意」のあとに上級クラスの「崇徳院」、中級クラスの発表はロビーのモニターで観ていました。とてもよくって、上手だなぁと思いました。出演された方々はロビーに戻ってくると「飛ばしてしもた~」とか「あかんわ~」みたいなことおっしゃっていましたが、入門3年以内の噺家さんが輪茶ゝゝ庵でされる落語会よりうまかったような..。(輪茶ゝゝ庵の出演者の皆さん、ごめんなさい!)

 そして、私たち上級クラスの5名リレーによる「崇徳院」。私は2番手です。熊五郎が若旦那に聞いてきた話を旦さんに説明する場面、それを聞いた旦さんが熊五郎にお櫃とワラジをぶらさげさせて若旦那が見初めたその娘はんを探してこいという場面です。

 お客さんを笑わせようなんて大それた気持ちはなくて、これまでのお稽古時に直された点やアドバイスを自分のものにできるように、そして基本である大きな声で元気良くを心掛けてお稽古を重ねて本番に臨みました。

 そしたら、笑いがきた! こんなところでって思うところで、です。熊五郎が崇徳院のうたが出てこずに「石川や 浜の真砂は尽くるとも...」の「石川や」で笑いがきた! 笑わそうなんて思ってないのに、これが落語マジックなのかと思いました!

 「落語というのはそのとおりにやれば誰でも受ける、そういうふうにできている」と講師の米輔さんが常々おっしゃっていて、同じことが柳家花禄さんの本『落語家はなぜ噺を忘れないのか』にも書いてありましたが、こういうことなのかと、ほんのほんのちょっとですけれど、それが体感できたような気がしました。

 私の担当部分でいちばんの見せどころは、旦さんのテンションがピークに近づく「タクワン一本洗てな」「切らいでもええ!」というところだろうと思っていて、この部分は客席の反応をみるほど余裕はなくもういっぱいいっぱいでしたが、終わってから「あそこ乗ってて良かったよ~」って言ってもらえたので、お稽古重ねた甲斐があったなぁとほっとしました。

 さて、これで終わってはもったいないし、今後は一年ぐらいかけて中国語落語に挑戦してみようか、と。忘れかけてる中国語を思い出せたら一石二鳥だし、名前が変わってるからか、変わったことが好きみたいです(笑)

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「道頓堀極楽商店街」3月末まで入館無料!

 昨日、「道頓堀極楽商店街」へ行ってきました!

 ここは、入館料(一般)315円だったのですが、3月末日に閉店のため、現在入館無料となっています。知らない人多いんじゃないかなーと思ってご紹介です。

P1000295   大大阪の時代を再現していて、なかなかよくできていましたよ。40店の飲食店が入っていて、よくテレビで紹介されている生野のお好み焼き「桃太郎」、創業70年の「平壌冷麺屋」、大正元年創業のはちみつの神髄を味わう最中アイス「松治郎の舗」など、そそられるお店が結構あります。

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  昨日は別の場所でお寿司を食べたので、何も食べずに出てきましたが、閉店する前にもう一回行きたい~。入場料がいるんだったらって二の足踏んでた人、結構いるんじゃないでしょうか。私もそうでした。だいたい大阪の人って、わからないものにはたとえ300円でも躊躇しますよね。(その価値があると納得できればちゃんと払いますよ!)

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 道頓堀極楽歌劇団の「極楽夫婦善哉」も、しっかりしたプロの役者さんの芸で、とても楽しめました! 観覧料は必要ないので、開始時間にその場にいれば鑑賞できます。

 これ、投げ銭にしたらどうなのかなぁ、このお芝居になら300円ぐらいは出しますよ、楽しませてもらいました~って、入館料じゃなくて、そういう方式にすれば、もっとお客さんを取り込めたんじゃないかって、閉館と聞くと残念な気がします。

 だってですよ、一般315円、小学生だと210円ですから、子どもさんを二人連れて4人家族で行ったら、入場料だけで1,000円超ちゃう。場所は道頓堀ですからね、ここに入らんでも他にもお店あるし~ってやめちゃうとか、1回は行ったとしても、リピートは難しいですよね。

 みんながみんな投げ銭してくれなくても、入館すればなんらか飲食するわけだし、子どもだったら、屋台の金魚すくいやりたいだとか、おもちゃ買ってだとか、昔のお菓子にも興味持つだろうし、そうやってお金を落としていくわけですからね。

 閉店はもったいないなぁ~、入館無料でもうちょっとやってみたらどうなんでしょう。

 私がビルゲイツさんぐらいお金を持っていたら、経営権とか買い取って、立て直ししてみたいですね。そういう意味でお金あったらなぁって思いますね。大阪府の予算削減で問題になっているワッハ上方とか、大阪府立国際児童文学館とか、残してほしいものは買い取って運営の見直しをする、私にお金があったら...って思います。

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繁昌亭落語家入門講座上級編(崇徳院の巻:後半)

 昨年10月からの上級クラス、先週、11回目のお稽古が終わって、あとは来週19日の発表会を残すのみとなりました。

 中級と上級の違いってほとんどないなぁと思っていましたが、日が経つにつれて、上級には個性を出していくということも求められているんだと気が付きました。(基本ができたうえでのことなんですけれどね)

 そして、崇徳院は、登場人物の気持ちの切り替わり、起伏のあるところがおもしろいので、さっきまでハッピーだったのに一瞬にしてガーンと落ち込むなど、役の気持ちになってお芝居することが求められます。なので、その気持ちの背景にある出来事をしっかりと咀嚼しないといけません。

 新しく教えていただいた仕草は、キセル煙草を吸う仕草です。お扇子がキセル、キセルに煙草を詰めるときに手ぬぐいを使います。普通の煙草も吸わない私にとってはなんどやってもしっくりこないですね~。

 煙草を吸いはじめたら、同人物がしゃっべてる間はキセルを水平に保ったままにしておかないと、気がゆるんで扇子を持った手がななめになったり膝にのせてしまっては着物が焦げてしまうことになるので、そこを注意されている生徒さんが多かったので、気をつけないといけません(^^;)

 自分のなかで情景がしっかりイメージできていればキセルの扱いがおろそかになることもないでしょうし、登場人物がたくさんいても、それぞれの立ち位置が頭の中で映像化できていれば、次は上手(かみて)を向いて..なんて考えなくても自然に演じ分けができる、上級ではそういうことが求められているんだなと思いました。

 さて、崇徳院は人情噺なのだと思っていたのですが、陽気なドタバタコメディーであって、そのドタバタ加減をお客さんに楽しんでもらうお噺なんですね。だから「お涙ちょうだい」的にならないようにということです。

 今回お稽古した下げは「仁徳もあるはず、出会うたんが高津さんや」で、この下げは米朝さんの師匠である先代の米團治さんが考えたものだそうです。私が参考に聴いている米朝さんのCDでは「割れても末に、買わんとぞ思う」という下げになっています。

 他にも後日談が含まれるパターンがあるそうで、どの下げが正解ということではなくて、好みの問題なのでしょうね。落語というのが、いかに練って練って改良を重ねて受け継がれてきた芸なんだということがわかります。

 「仁徳もあるはず、出会うたんが高津さんや」の下げの言い方にもいろいろあるという、とても興味深いお話を生喬さんから聞きました。

 「まだ続くんですよ」と余韻を残す方法。これは、次にまだ誰かがセリフを言うと思わせるように、ためることなくスッと言ってしまって、終わる。お客さんはまだ聴こうという姿勢のまま、噺家さんが頭を下げる感じですよね。確かに、余韻が残ります。

 「ここが終わりです、下げですよ」とわかりやすい方法。「出会うたんが高津さんや」をトーンもテンポも落として、正面を向いて終わります。お客さんは、あぁ終わりだぁと安心して拍手できますね! これも、どっちが正解ということではなく、演じ手の好みなんだそうです。

 最後のお稽古の日、あぁなんて贅沢な時間なんだろう、この一年半、なんて贅沢な時間を過ごしてきたんだろうとちょっと感慨深いものがありました。場所は繁昌亭、そしてプロの噺家さんに芸のことを手取り足取り間近で教えていただける、この一年半、心にたくさんの栄養をもらった気がします。

 さて、19日の発表会まであと少し。楽しんで演じられるようにお稽古に励みます!

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繁昌亭落語家入門講座の講師の皆さん

 繁昌亭落語家入門講座の講師陣は、メイン講師が桂米輔さん、サブ講師が桂米左さんと笑福亭生喬さん、そして、ピンチヒッターの桂米平さんがいらっしゃいます。

 ところで、講師の皆さんを「師匠」と呼ぶ生徒さんが多いですが、教えていただいているのですから師匠で間違いないのですけれど、私のなかではちょっと抵抗があって、なんというか、きちんと弟子修業している方たちと同じ目線で「師匠」とお呼びしていいのかなって、申し訳ないような..。

 ファンの方でも「○○師匠」って親しみこめて言われますから、ファンとして「師匠」とお呼びしてもいいのでしょうけれど、私は、米朝さんでも普段の会話のなかで「米朝さん」、春団治さんなら「春団治さん」って言いますから、そういう意味でも違うような..。

 私のなかでしっくりこないだけで、講師の皆さんを「師匠」とお呼びすることがおかしいっていうことではないんですよ。こんなことにこだわる私がおかしいんだと思います、たぶん(^^;)

 私のなかでは「先生」という言葉がしっくりくる感じです。落語教室の先生。これまでお稽古時に「米輔先生」なんてお呼びしたことはないのですけれど、ここでは「先生」と書かせていただきますね。

 メイン講師の米輔先生、いつも笑顔で、基本の基本を根気強く指導してくださいます。そして、ちょっとしかない良い部分でも見つけてほめてくださって、私にとってはとても勇気づけられる先生です。メイン講師が米輔先生でよかった~と何度も思いました、ほんとに。でなければ、一年半も続かなかったかも..。

 しかし、めったに言葉を荒げない米輔先生が、ある生徒さんを指導中に激昂されたことがあって、みんなしてびっくりしたんですけれど、うまい・へたではなくって、落語に対する姿勢について、落語をいいかげんな気持ちでやってほしくないという思いから厳しい口調になったようでした。(愛情あってのことですね)

 私には優しいイメージの先生ですけれど、見るべきところはきちんと見ていらっしゃるのだなと、あたりまえのことですけれどね。そして、素人の私たちにもこんなに真剣に取り組んでくださっていることがとても有難いです。

 さて、サブ講師の米左先生と生喬先生。

 米左先生は、初級のときから恐いイメージでした。お稽古中ににっこりされたのを見たことがない..ような。「うわぁ~今日のお稽古、米左さんだぁ~」と、最初のころはちょっとブルーになる感じでした(^^;)

 でも、お稽古以外でお話するときにはそんなことはなくって、たぶん職人気質な方なんだろうなと。職人さんって後輩を指導しているときには自然と厳しい目つきになりますよね。それと同じなんだろうなって思うと、それ以降は恐いというイメージはなくなりました。

 いつもポイントを押さえて的確に指導してくださるのでとても勉強になります。ここぞという個所は何度かやって見せてくださるので、そのあたりも職人さんっぽいですね。その技を見て盗めたらいいんですけれど。技も芸も言葉で教えるのは難しいでしょうからきっとイライラすることも多そうです。だから恐いイメージになっちゃうのかも。でも実際にはそんなことはなくて、にっこりすると素敵です!

 もう一人のサブ講師、生喬先生。初級で教えていただいている頃はいまより恰幅がよくて、そのせいかお手本を見せてくださるときも迫力満点! 生喬先生のお稽古の日はその迫力あるお手本が楽しみだったりします。

 中級・上級にすすむにつれてお稽古時の顔がやはり職人さんっぽくなってきて、私たち生徒に求める内容も高度になってきたような。最近では、生喬先生きびしいなぁ~って思うときもあるのですが、笑福亭松鶴一門に伝わる芸を惜しげなく披露してくださって、ええもん見せてもろたなぁ~って思うこと多いです。

 ピンチヒッターの米平先生、いつもにこにこ愛嬌があって、楽しくお稽古してくださいます。継続してのお稽古ではないので教えづらいだろうなと思いますが、厳しめの米左先生・生喬先生の代わりに来てくださるとき、軟弱者の私は正直ほっとしておりました(^^;) 先日、同い年ということがわかり(年齢ばれちゃう?)ますます親近感わきました!

 いろいろ書きましたがあくまで私の持つイメージですよ。他の生徒さんはまた違った印象をお持ちかもしれません。失礼な表現があったらお許しください。

 噺家さんが噺家さんに教えるのは日常のことですが、素人さんに教えるというのは特別のことのようで、最初は手探り状態だったそうです。時間も期間も限られたなかでの指導ですから、これも言わなければ、あれも伝えなければと、ときにはプロの噺家さんを指導するよりも厳しくなることもある、と米輔先生がおっしゃっていたのが印象的です。

 私は単なる習い事の感じで始めたのですが、講師陣の皆さんがほんとに落語を愛していらっしゃって、だからこそ、素人だからこれぐらいでいいかということではなく真剣に指導してくださるので、落語の奥深さがわかりかけてきて、ますます落語から目が離せない状態です!

 落語って知れば知るほどほんとに奥が深いし、もっと学びたい知りたいと思うこともあるのですが、しかし、私はやっぱり聴く側のほうが心地よいので、お稽古はこの3月までにして、これまでどおり落語ファンとして上方落語、繁昌亭を応援していきます! 一年半ご指導いただき、ほんとにありがとうございました(^^)

 といってもまだ終わったわけではなく、19日の発表会までお稽古、お稽古です...。

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