中級クラスも早いもので半分が終わり、「桃太郎」のお稽古も先週終了しました。
「桃太郎」には子どもがでてきます。中級クラスの前半は、子どもがでてくるネタをどう演じるかというのが課題のようです。
子どもを演じる場合、少し調子を上げて、舌足らずな感じで、手は気をつけの姿勢のように身体の横につけると子どもらしく見えるとのこと。
しかし、あまり役づくりをしすぎないこと、つくりすぎるといやらしい、聴いているお客さんの想像を助ける程度にとどめておくのがコツだそうです。落語は想像の世界ですからね。
この「桃太郎」というネタは、最初と途中に、お客さんに語りかける一人しゃべりの部分があります。一人しゃべりは、前にアクセントを持ってこないとお客さんが聴いてて飽きるんだそうです。うしろにアクセントがくると聴いてるほうがもたれる感じになってよくないんだとか。
関西弁はうしろにアクセントがあるけれども、落語の場合は違うとのこと。落語ファンでも、このあたりを理解できる人って少ないんじゃないでしょうか。お客さんの立場なら、そんなこと考えながら聴いててもおもしろくないですもんね。
とにかく、中級クラスでも、前にアクセントをもってくるということに苦労している方は多いです。
「桃太郎」には、セリフはないけれども奥さんが出てきます。お父さんが昔話をしながら子どもを寝かしつけるという設定のなかで、少し離れたところで洗い物をしてたり、横になってたりする奥さんがいるわけですね。
お父さんが子どもに「こいつ、親、友達みたいに思とおるで」とか、「手がつけられんな、こいつだけは」と言うときに奥さんのほうをちらっと見る仕草をするんですが、奥さんが上手にいるのか下手にいるのか、講師の米輔さんと、サブ講師の米左さんで見解の相違がありました。
米輔さんは、奥さんは下手にいる設定、米左さんはその逆で覚えてらっしゃったようで、結局、奥さんは下手にいる設定で統一しましょう、となりました。
同じ米朝師匠から手ほどきをうけたのに、なんで違うんかなぁ~って米左さん首をかしげてましたけど...(^^;) 生徒さんのなかにも米朝師匠の(かな?)ビデオを見てたら上手を向いていましたよ、と言う人もいたりして。
桃太郎の場合は、演じる人がしっかり立ち居地を設定していれば、奥さんが上手にいても下手にいても、たぶん問題ないのでしょう。ネタによっては入れ替わったら変という場合があるのでしょうけれど。
基本的な上手・下手の考え方は、上手に目上の人が座る、訪ねてくる人は下手から登場、となっています。
さて、次回から「延陽伯」のお稽古です。延陽伯というのは女性の名前です。中級クラスの後半の課題は女性をどう演じるか、ということなのでしょうね、きっと。さて、どうなりますやら...。
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